メタバースをビジネスで活用する方法|メリットや事例も紹介

メタバースはインターネット上の仮想空間で、ゲームなどの分野で多く活用されてきました。メタバース市場は大きく成長しており、今後はビジネスでも活用が期待されています。

そこで今回は、メタバースをビジネスで活用したい方に向けて、メタバースをビジネスで活用する方法やメリット、事例などを紹介します。

メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上に構築された仮想空間のことです。メタバース内では自分の分身であるアバターを使って、活動します。メタバースでは現実世界と同じように、他のユーザーとコミュニケーションをとったり、仮想空間内を移動したりできます。

メタバースは主にゲームやショッピング、ライブなどで活用されています。実際に現実世界で移動しなくても、インターネットさえ繋がれば世界中の人と繋がれる点が大きな特徴です。

今後、メタバースの市場規模は急速に拡大すると予想されているため、ビジネス分野での活用もさらなる発展が期待できます。

メタバースをビジネスで活用する方法

メタバースをビジネスで活用する方法を紹介します。

  • バーチャルオフィス、会議室
  • 教育
  • イベント、交流会
  • 展示場
  • バーチャルストア
  • ゲーム空間内での広告

一つずつ確認していきましょう。

バーチャルオフィス、会議室

バーチャルオフィスとは、メタバース内のオフィスのことです。自社の業務をバーチャル空間上で行うことができます。バーチャルオフィスでも現実世界のオフィスと同じように、自分の席を決めて利用します。

会議室では、アバターを利用して会議を実施します。会議のやり方は利用するツールによって異なりますが、プレゼンテーション機能がついていたり、質疑応答機能がついているツールもあります。席の移動なども、メタバース空間内で可能です。

教育

社員研修などを、メタバース空間上で実施します。研修場所に移動する手間や時間がかからず、どこにいても研修を受けられます。現実世界と同様に、質疑応答なども可能なため、効率的に学習を進められます。

イベント、交流会

会社が主催するイベントや交流会を、バーチャル空間上で開催できます。現実世界での会場設置が不要で、招待状もメールで送付するだけなので、簡単に開催が可能です。イベントや交流会で必要な名刺交換なども、利用するツールによってはメタバース内でできます。

展示場

バーチャル空間上でさまざまな商品を展示します。多くの会社が参加する合同展示会の場合、ブースを会社ごとに分類して実施することも可能です。展示場に参加するためのチケットはメールなどで送付できるため、簡単に開催ができます。

バーチャルストア

メタバース内に店舗をつくり、商品の販売をします。商品だけではなく、ライブや旅行などのサービスを提供することもできます。オンラインストアも運営している場合は、バーチャルストアとオンラインストアを連携して商品を発送することも可能です。

ゲーム空間内での広告

ゲーム空間内に広告をだします。ゲーム空間内でも、現実世界と同じように広告を貼れる仕組みになっている場合は、広告をだすことができます。ゲームのユーザーがターゲットの年齢層に近い場合は、効果的に商品を宣伝することが可能です。

メタバースをビジネスで利用するメリット

メタバースをビジネスで利用するメリットを紹介します。

  • 会場準備にかかる費用や手間が不要になる
  • 新たな販促活動ができる
  • 他社と差別化できる

具体的な内容を確認していきましょう。

会場準備にかかる費用や手間が不要になる

メタバース上で展示会やイベントなどを実施すると、会場準備にかかる費用や手間が不要になります。なぜなら、現実世界での会場を設置する必要が無いからです。

会場準備には会場をつくるための人件費や材料費、場所代などさまざまな費用がかかります。また、どんな会場にするか計画し、形にするためには多くの手間がかかります。

メタバース上で会場を設置する場合は、システムの費用以外かかりません。会場自体もいくつかの候補がある場合が多く、その中から自社の利用に適した会場を選べば問題ありません。

メタバース上で会場を準備することで、会場準備にかかる費用や手間が不要になります。

新たな販促活動ができる

メタバースでは、新たな販促活動ができます。なぜなら、現実世界ではできなかった販促活動ができるからです。

例えば、メタバース内での広告配信やイベント開催などができるようになります。既に多くの人が利用しているゲーム内で広告を流すこともできるため、ターゲット層が利用しているゲームを選んで広告を流せば、効果的に宣伝ができます。YouTubeやインターネット広告と同じように、メタバース空間内で広告を流すことが可能です。

現実世界以外でも販促活動を行うことで、より多くの人に自社の商品やサービスを知ってもらうことができます。

他社と差別化できる

メタバースをビジネスで利用すると、他者と差別化できます。なぜなら、メタバースをビジネスで利用している企業は、まだまだ少ないからです。

メタバースは新しいテクノロジーを活用した斬新なビジネス手法であり、先進的なイメージを与えます。そのため、先進的な取り組みを実施している企業として、企業のブランドイメージを高める効果も期待できます。

メタバースを早めにビジネスに取り入れることで、他者との差別化になります。

メタバースをビジネスで活用している事例

メタバースをビジネスで活用している事例を2つ紹介します。

  • 大和ハウス工業株式会社
  • 三越伊勢丹

詳しく説明します。

大和ハウス工業株式会社

大和ハウス工業株式会社では、メタバース上で住宅展示場のモデルハウスを見学できる「LiveStyle PARTNER」を設置しています。インターネットを通して内覧したり、色を変えたりと、イメージがしやすいつくりになっています。

実際に内覧をするとなると、複数の家を移動するのは大変ですが、バーチャル空間上であればいくつでも家を見て回れます。コンテンツの一つである「メタバースおうち見学会」では、VR空間上でスタッフが案内をすることも可能です。

メタバース上で展示会を行うことで、現実世界で足を運ぶ必要が無いため、実際の展示会よりも気軽に参加できます。

参考:大和ハウス 注文住宅 LiveStyle PARTNER

三越伊勢丹

三越伊勢丹では、メタバース上に本物の三越伊勢丹と同じ建造物をつくり、実際に商品が購入できるように営業しています。仮想三越伊勢丹のある「REV WORLDS」は、スマートフォン向けの仮想都市空間プラットフォームとなっており、仮想新宿を舞台としたメタバース空間などを提供しています。

仮想三越伊勢丹では仮想ならではのショップ空間や、リアルで販売するアイテムなどを楽しめるようになっています。仮想店舗内にある商品は実際に販売されており、そのままオンラインストアで購入が可能です。店舗内を歩き回る際に使うアバターは、自分の好みにコーディネートすることができます。

参考:MITSUKOSHI ISETAN SHOPPING REV WORLDS

まとめ

メタバースとは、インターネット上に構築された仮想空間のことです。メタバースでは現実世界と同じように、他のユーザーとコミュニケーションをとったり、仮想空間内を移動したりできます。

メタバースはビジネスでも活用されており、教育や仮想オフィス、会議など、多くの場面で使われています。メタバースをビジネスで活用するメリットは、会場準備にかかる費用や手間が不要になる点や、新たな販促活動ができる点にあります。メタバースを利用している企業はまだまだ少ないため、他社との差別化にもつながります。

メタバースは既にさまざまな企業で取り入れられていますが、今後さらに市場規模が急速に拡大すると予想されています。市場規模の拡大とともに、ビジネス分野での活用も広がっていくことでしょう。

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