共通した目的を持った人々がオンライン上でコミュニケーションをとるケースが増えてきてました。Twitter、Facebook、InstgramなどのSNSが普及し、オンラインでの関わりが強くなったことや、2020年以降のコロナ過における行動制限などもあり、オンラインコミュニティに対する需要は拡大傾向にあります。今回、品川シーズンテラスが主催する品テクmeetup vol18にてRemoスタッフが登壇し、「Remoから見た2022年以降のオンラインコミュニティの運営」と題してオンラインコミュティの分類とそれぞれの特徴や課題と傾向、Remoにおける事例などをご紹介させていただきました。
オンラインコミュニティはTight(親密な関係) / Loose(ゆるい関係)の軸とFormal(フォーマルな雰囲気) / Casual(カジュアルな雰囲気)の軸で4種類に分類されます。
オンラインコミュニティの第1パターンはTight(親密な関係) / Casual(カジュアルな雰囲気)です。この分類に属するコミュニティの種類は家族・親戚や友人関係などがあてはまります。
この分類に属するオンラインコミュニティはコロナ過においても可能な限り実際に対面で交流する傾向がある、国境を越えた友人との交流はSNSを通して行われるといった特徴があります。
LINEやFacetimeなどのスマホ上のアプリやFacebookなどSNSなどの無料ツールが充実しており、すでにこの分類に属するコミュニティは積極的にオンラインでコミュニケーションをとっており、今後もリモートワークの進展でより重要視されるコミュニティであることが予測されます。
コロナで帰国できなくなった国際結婚カップルがRemoを利用したオンライン国際ウェディングパーティーを開催いたしました。
国内でもコロナ過においては大勢が一か所に集まる結婚式のようなイベントを挙行するのが難しく、その代替手段としてRemoを使った結婚式が行われました。
オンラインコミュニティの第2パターンはTight / Formalです。この分類に属するコミュニティの種類は職場全体や所属部署などのビジネスユース、同窓会などがあてはまります。
この分類に属するオンラインコミュニティはリモートワークの推進によりオンラインでの関わりがさらに強くなっているコミュニティです。対面で会うためにオフィスを持つことに対する費用対効果の意識が高まっており、オンラインでできることはオンラインへの移行が進んでいる分野です。
特に大人数で集まらなければいけないイベントやそのイベントに参加するために各地方の支社から本社に集まるようなイベントの場合は、感染予防のため、オンラインに切り替えられている傾向があります。また日常業務においても上手にツールを使いこなしながら、通勤時間を削減することなどにより業務効率化を図っている、などの傾向がこのコミュニティで見られます。
全国の学生が丸の内・大手町の急成長スタートアップと出会うためのオンラインミートアップイベントがRemoを通して開催されました。
またRemoではオンラインでの大学オープンキャンパスも実施されております。
Remoを使った大規模な社員の交流するオンライン社内イベント。
オンラインコミュニティの第3パターンはLoose / Formalです。この分類に属するコミュニティの種類はユーザーコミュニティ、労働組合、異業者交流、業界団体などがあてはまります。
この分類に属するオンラインコミュニティは参加が強制ではないため、また頻繁に行われるわけではないので、オンライン化することにより参加のハードルが下がる、といった特徴があります。
逆の視点だとイベント開催時の盛り上がりに欠けることが課題であり、オンラインコミュニケーションではありがちの一方的なコミュニケーションではなく、双方感を出し、参加者の当事者意識、積極性を生み出すことがコミュニティ運営のカギとなります。
またこの分類に属するコミュニティは国際的な団体とのコミュニケーションをとる機会もあるため、オンラインコミュニケーションにシフトすることにより、交通費などのコストカットにつながるメリットもあります。
Remoを通して神戸の「食」を味わえる物産展をオンラインで
Remoによるスタートアップのユーザーコミュニティ運営を通してユーザーの定着を目指す
銀行が顧客ベンチャー企業に対してオンラインオフィスを提供
オンラインコミュニティの第4パターンはLoose / Casualです。この分類に属するコミュニティの種類は趣味、オンラインサロン、ユーザーコミュニティ、異業種交流会などがあてはまります。
この分類に属するオンラインコミュニティは仕事よりかはプライベート寄りに位置する最も偶然の出会いを求める領域となります。参加者同士のつながりもゆるく深化させにくい、地理的な制限に縛られず出会いを生み出せる利点がある、などの特徴があります。
これらのコミュニティ運営でビジネスを拡大させようとしている業界が多数存在しています。また参加者のイベントに対するコミットメントを得られにくいため、主催者がツールを駆使して上手にイベントを盛り上げる必要があるという課題があります。
コロナ過でも恋愛をあきらめたくない方向けにRemoオンラインを使ったオンライン婚活イベントが行われました。
Remoの2Dマップによるテーブル席を利用したオンラインならではの占いフェス
オンラインコミュニティの種類と事例を見てきました。コロナ過において対面で会うことの価値は大きく変わりました。今後コロナの影響が少なくなったとしても、オンラインコミュニティはそのコミュニティの種類や目的によって継続して運営されるでしょう。
このオンラインコミュニティのニーズに対してRemoを含めたオンラインコミュニケーションツールは柔軟に対応しており、今後さらにそのユーザビリティは高まっていくでしょう。
今後Remoのようなオンラインコミュニケーションツールを駆使することにより、ビジネスだけではなくプライベートを含めたコミュニケーションのニーズに対応していくことが今後ますます重要になっていくと予測されます。