近年、ユーザーとユーザー、企業とユーザーをつなげて交流しやすい環境を作ることによ り、顧客ロイヤリティの向上のみでなく、商品・サービスの改善につなげるための効果的 な手法として、“コミュニティマーケティング”が大きな注目を浴びています。本日は、自 社プロダクト「SmartHR」の利用者が集うユーザーコミュニティ「PARK」を運営する、株式会社SmartHR マーケティンググループの大久保さんと田中さんに、同コミュニティ 運営における Remo の活用に関してお話を頂きました。
<株式会社 SmartHR に関して>
5年連続シェアNo.1(※) のクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を運営。雇用契約、年末調整などの人事・労務業務のペーパーレス化や、従業員サーベイや分析レポートなど、蓄積された情報を活用するタレントマネジメントまで、人事・労務の業務効率化を総合的にアシストする「SmartHR」は、登録企業数50,000社を超えており、規模・業界を問わず、様々な企業で導入されています。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2022年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額(2022年度見込)
<Remo 活用のポイント>
・人事・労務担当者が集うオンラインコミュニティにおいて、新しいスタイルの交流&ネットワーキングイベントにチャレンジ
・バーチャル会場内の特定の場所ごとに、会話のテーマを事前に設定
・イベント中、参加者は会場を自由に移動しながら、各会話に参加
・バーチャル会場を既存コミュニティの世界観でデザイン・視覚化
弊社が運営する「PARK」は、人事・労務関連業務に携わる人たちが 集まり、課題やアイデアを共有し合うことで、組織成長やキャリアアップを支える、「公園」のようなコミュニティです。
「歴史に残る人事・労務コミュニティをつくろう」というコンセプトのもとで運営されており、同分野にまつわる課題を解決し、日本の「働く」を盛り上げるべく、全国の SmartHR ユーザーが集まってアクティブに交流しています。
弊社では、本コミュニティを通じ、イベントの開催に積極的に取り組んできています。2019年に「PARK」の名がつくイベントを初めて開催。その後、コミュニティの活動はより本格的に加速していき、2022年12月時点では、通算59回の「PARK」イベン ト開催実績があります。
参加者は、「法改正への対応・オペレーション構築はどうしている?」、「SmartHR を具体的にどう使っている?」、「人事・労務としてのキャリアプランは?」等、様々なテーマについて語り合っています。
2022年9月には、弊社主催のカンファレンス「SmartHR Agenda #2」とコラボし た、大型コミュニティイベント「出張版!PARK」をオンライン開催しました。その 際、Remoのメタバース空間を会場にした「大交流会」を開催しました。
過去に社内イベントでRemoを使用したことがあったのですが、従来型のビデオ会議ツールとは違い、参加者同士が活発にコミュニケーションが取れた印象がありました。そのため、本イベントの目的にかなう開催方法だと考え、Remoを使ったメタバース空間での開催に踏み切りました。
また、多くの課題があり、変化への対応が常に求められる人事・労務領域において、「新しいことに果敢に挑戦していくコミュニティでありたい」と思ったのも、メタバースを利用した開催方法にしようとした理由の一つです。遠くない将来、 メタバース空間での交流はより日常的になると思われますが、新しい技術や体験をいち早く取り入れることで、コミュニティメンバーにとってもワクワクできるような機会を作れたらと考えました。こういったチャレンジをしていく姿勢は、中長期で見た時のコミュニティのブランド形成にもつながっていくのではないかと考えています。
ZoomやoVice等、複数のツールを細かく比較検討した上で、Remoで開催することにしました。Zoomは、ビデオ会議ツールとして使い慣れていることもあり、候補のひとつとして上がったのですが、オフラインの様に、大人数がイベント会場内を自由に行き来して、リアルタイムに交流を取り合うイベント体験の実現は難しいという大きな難点がありました。Remoの様に、ユーザー同士の交流促進に強いツールを中心に、 イベント代理店のサポートを受けながら比較検証を進めたのですが、「直感的なツール としての使いやすさ」が大きなポイントとなり、Remoを選定することになりまし た。
参加者は会場を自由に行き来しながら、他の参加者とリアルタイムに交流を取り合っていました。コミュニケーションを取りやすいイベント環境を提供することができたのではと感じています。
また、本イベントにおいては、デザイン性の高いイベント会場を準備することができたことも、良かったポイントのひとつです。「PARK」の世界観にピッタリ合った会場内で、参加者が交流し合ったりプレゼンを行う光景は、イベント企画・運営者として、とてもテンションが上がりました。
今後、オンラインイベントは益々増えていくと思われますが、今回の大交流会の様に、 新しい手法を取り入れた開催には、これからも積極的にチャレンジしていけたらと考えています。